リプレイ・『踊る!大猫騒動!!』




GM:ゆー


プレイヤー:桐山孝志 龍守炎魔 すがたけ(敬称略)





これよりお送りしますリプレイは、ちと他のリプレイと毛色が違います。


何故なら、このリプレイの基となったセッションに於いて、管理人すがたけはGMをやってないからです。


オンラインセッションサークル、[フロンティア!]様のIRCのセッション―― 所謂SW卓にて『ゆー』様GMの下執り行われたセッションのログをまとめ、こうして掲載させて頂いている次第ですが……


管理人、二回に分けて行われたこのセッションの前半のログとってませんでした。


あほじゃ、こいつ(ずっぱり)。


しかし、面白いセッションだったら、台詞や数値はまだしも、雰囲気そのものは記憶だけでも何とかなるものです。


それだけの印象を管理人に与えてくれたセッションの模様、お楽しみ下さいませ。




―― 開幕ベルと共に、幕が上がる――







 フォーセリアで最も活気のある国―― 冒険者の国・オラン。


 その異名の通り、未来の英雄を目指す冒険者に溢れており、同時にその冒険者をサポートする<冒険者の宿>もまた数多い。


 春の若草亭もまたそのような冒険者の宿の一つ。


 元冒険者として若い頃はかなり鳴らしたというスキンヘッドの人間族・ガーディとその妻のエルフ・レフィーナという、まさに『美女と野獣』と呼ぶに相応しい夫妻が切り盛りするこの冒険者の宿は、冒険者としてのかつての経験を活かしたきめ細かいサービスもあり、冒険をはじめたばかりの若手を中心に引きも切らせぬ繁盛ぶり。


 しかし、この日の『若草亭』はというと、日頃の喧騒とは違う種類の喧騒に包まれていた。





GM:『若草亭』ではこの日、ガーディさんの奥さん……レフィーナさんの誕生日パーティの準備でおおわらわです。


レイティル:私は飾り付けのお手伝いをさせてもらいましょう。レフィーナさんには日頃からお世話になっていますからね(にこにこ)。


アイン:当然俺も手伝うぜ!


アルカ:じゃあ、あたしは厨房のお手伝いをしまーす♪「ほらほら、レフィーナさんは主役なんだから、座って座って」


GM:うい、そんな感じ(笑)。


 しかし、アルカは厨房にいるんですか……じゃあ、冒険者レベルと知力ボーナスでチェックして下さい……その出目なら、メインの七面鳥が出来上がる頃、アルカは厨房の入り口近くに深いフードを被ったソーサラー風の男が厨房の入り口近くに立っているのに気付きますよ。


アルカ:?……見覚えはないですか?


GM:ないですねぇ。


アルカ:「えっと……誰だか判らないけど、ちょっと運ぶの手伝ってー?!」(笑)


GM:アルカの声が耳に入ってないのか、その男は厨房の入り口からすたすたと立ち去っていきますよ。


アルカ:「ああッ!そんな事はいいから早く持っていかなきゃッ!」


GM:その通りですね。パーティが始まる時間ももうすぐです。


アイン:「おせーぞ、アルカー!」


アルカ:「ごめんごめーん……皆さん、お待たせしましたー!」大皿抱えて登場しまーす。


GM:では、全員揃ってワインが行き渡ったところで……ガーディさんが乾杯の音頭を取りますが……ここで皆さん、冒険者レベル+生命力でチェックして下さい。


一同:ええっ?!


GM:レイティルは14、アインが12ですか。でも、アルカは……(汗)。


アルカ:|||_| ̄|○||| ……1ゾロ。い、いやッ!すごく美味しいですけどッ!!


GM:じゃあ、まず14のレイティルから。レイティルは外見には変化なしだけど、喋ったら語尾に『にゃ』とついてしまう(笑)。


レイティル:に、にゃっ?!(笑)


GM:そして12以下のアインもまた語尾に『にゃ』とついてしまう上、頭に猫耳が、お尻から猫尻尾が生えてしまいます。


アイン:にゃ〜〜〜〜〜〜〜ッ?!(爆笑)


GM:そしてアルカ。


 アルカは、完全に猫になってしまいます(一同爆笑)。


アルカ:やっぱりか〜〜〜〜〜〜〜ッ!!(素)


GM:言葉もにゃーにゃー言うだけなので、当然魔法は使えません。


アルカ:そ、それはキツい(←精霊魔法使い)。でも、ワイン一杯で酔って寝ちゃったから気付かない〜♪当然この状況も夢だと思ってる〜(笑)。


GM:お、落ち着いて(笑)。


レイティル:他のみんなはどんな状況ですか?


GM:他のみんなも殆んどが猫になってる。運よく猫にならなかった人たちも猫耳猫尻尾が生えてて混乱してる状況かな?


 その中でも一番混乱してるのは、ガーディさん。「レフィーナ!レフィーナがいないにゃっ!」


アイン:ガーディさんッ!アンタもかー!!(一同爆笑)


レイティル:「落ち着いてください。そんな姿で人前に出て行っては混乱が広がるばかりですにゃ」


アルカ:「確かに……50超えたハゲちゃびんの猫耳姿なんてものを世間に晒したら、通報されてもおかしくないにゃ〜。むにゃむにゃ〜」


GM:そんな感じで、精神的に落ち着いて動けそうなのは三人ぐらいかな?


アルカ:猫だけど、気にしないッ!!というか、まだ夢だと思ってる(笑)。


GM:1ゾロだからなぁ(笑)。


 それはそうと、半分猫になりかけている、ということもあってか、アインとレイティルにも猫の言葉も判るようだね。


アルカ:了解です。


 では、そろそろ起きる。で、暫らく自分を見回して……。


「にゃんじゃ、こりゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」(一同大爆笑)








アイン…人間のファイター・プリースト;ファリス(秩序の神)。猪突猛進の熱血少年。


アルカ…人間のシャーマン・レンジャー。控え目胸にツインテールのかしまし少女。


レイティル…ハーフエルフのシーフ・セージ。一番の年長者としてパーティを纏めるお姉さん。





 何らかの毒―― 恐らくは服用した人間を動物の姿に変える毒『ビースト・メイカー』の一種の影響でこのような状況に陥ったのだろう、と結論付けた三人(というか、見た目は明らかに二人と一匹)は、手掛かりを求めて街に出る。


 なお、完全に猫になっているアルカはまだしも、頭から猫耳がぴょこんと飛び出しているアインがそのまま人前に出るわけにはいかない、ということで、バンダナを巻いていることは付け加えておこう。


 毒のことなら、と盗賊ギルドで情報入手を試みるレイティル!


 情報の代金と共に、そのテの趣味に目覚めたのか、という疑いの眼差しという対価を払いながら得た情報は、ギルドで扱うような毒とは毛色が違う怪しい奴は『常闇通り』と呼ばれる所謂スラム街にはそれこそ掃いて捨てるほどいる―― と、完全に無益な情報ではないものの、さほど芳しいものでもない。


 一方、猫との意思疎通が出来る、ということで近所の猫会議に入り込み、聞き込みを行うアルカ!


 「きっと黒髪ツインテールの美少女がお礼するからッ!」と、思い切り厚かましいアピールをしながら、ご近所の猫であるトムとケットの二匹から左眼の周囲に黒いブチがある三毛猫を抱えた黒いローブの男が出て行ったこと、顔役というべき『レディ』と呼ばれる猫が常闇通りにいる、という情報を入手する。


 『常闇通り』という共通のキーワードに望みを託し、レディの下に向かった三人は、やたらと近所の猫を捕まえて自分の家に連れ去っているというそれらしい男がいること。そして、最近はその男が連れて来る猫がこの近隣のものに留まらず、見慣れない仔猫達も連れて来ている、と言う情報を入手!


 その『猫屋敷』に監禁された猫たちを解放することを約束した三人は、白っぽい輝きを持つオパールに似た小さな宝石―― 魔晶石を報酬代わりに受け取り、猫屋敷に乗り込むのであった。





GM:君たちは今、常闇通りの猫屋敷の前にいます。中には、大勢の猫が監禁されているらしく、ニャーニャー聞こえてます。


 あの中に、レフィーナさんが猫になって監禁されている模様。みんなを猫にした犯人はあの中に?―― といった状況です。


アルカ:アルカとしては、床下へと偵察に行きたいんですが。


 そして、帰らぬ猫になったトカならなかったトカ(なってません)


レイティル:何でだー(笑)。


アイン:俺は突撃したいとこだけどなー(笑)。


GM:さて、アルカが偵察案を出しておりますが…アインは突撃案か。


アイン:いや、突撃したいなーっていうのは性格だ(笑)。


 慎重にいくべきだから偵察案には賛成だよ。


レイティル:偵察案には皆賛成でOKだと思う。


アルカ:ということで、偵察でOK?


アイン:OK!


GM:うい。


アイン: 「気をつけるんだにゃ」


レイティル: 「気をつけるんですにゃ」


アルカ:「にゃんにゃかにゃー!(行ってきにゃーす!)」


GM:では、アルカはそろりそろりと床下へ侵入します…床下から上を見ると、床が薄いらしくてかなり明かりが漏れてるね。


 そんな穴の中に、なんとかアルカなら通れそうな大きさの穴が見つかったよ。


アルカ:「うにゃ?」ひょこりと顔を出して、きょろきょろ。


アイン:ひょっこりひょーたんじーま(笑)。


GM:するとですね。はるか上方から声が聞こえる。


「んもーう、この子ったら、今までの猫ちゃん中でマーベラス!美人さんだわぁぁん」


 という、黄色い台詞だけど野太い声。


アイン:ぶ(爆笑)。


レイティル:オカマか(爆笑)。


GM:どうも、アルカはぼろっちぃソファの横に出たみたい。で、誰かがソファに座ってて、そんな事を言っている。


アルカ:物陰から近寄ってみますにゃ。


GM:するとだ。アルカは、そうだねぇ、君からすると超巨大男に見えるかもしれないが…人間サイズとしても十分図体のでかいムキムキマッチョ男が、でも微妙な化粧をしつつ、三毛猫を抱き上げては頬をスリスリしてます


 青いひげ跡を無理矢理スリスリされて、猫は大変ご機嫌斜めな様子(笑)。


アルカ:三毛猫……左の目元は黒ブチですかにゃ?


GM:ですね。


 とりあえず、アルカ的にトラウマになりそうな場面TOP3に入りそうな異様な光景だと思っておくれ。他にも、どこもかしこも猫が沢山いるねぇ。


アルカ:男は足には何もはいてにゃい?


GM:いや、簡単なブーツを履いている。で、姿はさっきのローブ姿、ただし顔は出している。


アルカ:ちっ。足引っ掻いてやろうと思ったのに。


GM:……他に聞きたいことは無いかな?


アルカ:じゃあ、そいつ以外にに人はいるかにゃ?


GM:人はいないね。


アルカ:ソファの背もたれに乗ったら、顔は引っ掛けるかにゃ?


GM:うーん、他にも猫がわんさかいるからなぁ。できないことはないが、逃げることも考えてね?


レイティル:アルカアルカ、素では『にゃ』つけんでいいよ(笑)。


アルカ:いや、つい楽しくて(笑)。それはそーと、その部屋の扉は開いてるかにゃ?


GM:ええとね。見る限り、ここは1LKみたいな感じ。なので、扉は入り口と裏口の二つと、窓ひとつだけ……どれも閉めてるけど。1ルームでニャーニャーわさわさいる感じ


アルカ:扉はない、ということかぁ……じゃあ、戸棚とか、何か隠してそうな棚はないのかにゃー。猫に紛れて物色してみるにゃ。物色というか、見回してみるだけだけどにゃー。


GM:ふむ。では、そうだなぁ。ここはセージレベル+知力ボーナスでサイコロ振ってくれる?8なら何か見つかる。


アルカ:セージはないから、素目で……だめだにゃー、判らない。


GM:んー、ちょっと辛いか。見つからなかったね。あ、でもねアルカ。


アルカ:にゃ?


GM:君は…下位古代語は読めないか。棚を物色してると、なんかよく分かんない字の本が多数見つかった


アルカ:読めないにゃ。ワケの判らない言葉、というのしか判らないにゃ。


GM:うむ。なんだろこれ?としか思えないかもな(笑)。


アルカ:んーと、他の猫の様子はどんなのかにゃ?あからさまに厭そうな顔してる猫とかを味方につければ、どーにか出来るかも知れないにゃ。


GM:んー、みんな嫌そうにはしている(笑)。イライラしてるのが半数、とにかく逃げたいなぁってのが半数。で、諦めてるのが、イライラのうち大半かな。


アルカ:では、『逃げたいなぁ』ってのに話し掛けてみるにゃ「みんなあいつに連れてこられたのかにゃ?」


GM:では、白の虎猫が応答しよう。「そうなんだよ、ひどいよ。あいつ、猫が好きだからって無茶苦茶だよ。ぼくなんて、元人間だったのに…」


アイン:ぶ。


アルカ: 「ええっ!キミもにゃの?!」


GM:「うん、そうだよう。お母さんに会いたいよう…」聞いてみると、このうちの6分の1位が元人間みたいですね。ただ、元人間は皆子供。


レイティル:猫好きが高じて、人間まで行ったんじゃないか…?猫になってパニックの間に拉致れそうだし


アルカ: 「えっと……キミの名前はなんていうの?」


GM:「レキっていうの。うえええん、帰りたいよう、帰りたいよう」(涙)


アルカ:「じゃあレキ……心配しないで。きっと帰れるから。あたしが何とかするから」


GM: 「おねいさんも元人間なの?」(えぐえぐ)


レイティル:挟み撃ちにはできんのかな?


アルカ:あ、それは考えた。中の猫部隊が撹乱している隙に突入、とか、鍵を渡して、とか、そんな感じで。


レイティル:挟み撃ちの場合、撹乱中にマスターの奥さん助けないとね。


アルカ:レフィーナさんを助けるためには……やっぱり、引っ掻くべきかにゃ〜(にゃーり)


レイティル:猫パンチ(笑)


GM:撹乱は構わないが、基本的に対人間に猫は威力をなさないから、戦闘中はあまり意味が無いかもしれないけどね。


アルカ:逆に、みんなで懐いてみるとか……駄目だ、生理的に受け付けられない


GM:でも、作戦で何か考えるなら、積極的にGMは受け止めよう。


アルカ:あ、GM。黒ローブの男は猫の言葉は判るのかにゃ?


GM:わかんないみたいね。


アルカ:じゃあ、猫同士で相談し放題、作戦立て放題、ということかにゃ。


GM:んだにゃ(笑)。


アルカ:少なくとも、レフィーナさんをローブの男から引き離さないといけないわけだから……(作戦立案中)―― みんなはご飯はちゃんと貰ってるのかにゃ?


GM:ご飯はなんとかもらえてるらしい


アルカ:レフィーナさんには、首輪とか紐とかはつけられてはいないかにゃ?


GM:つけられてはいないな、


アルカ:じゃあ、あともう一つ。二人にも、間違いなくこっちからの声は聞こえるんだにゃ?


GM:家の中から、アインとレイティルに?それは難しいと思って欲しい。猫がうるさいのと、一応家の中だから。合図をしたいなら、一旦家を出るとかしないとね。


アルカ:みゅー、考えてた作戦の概要としては、『有志の何匹かが同時にご飯をねだる→用意のためにはどうしても手を放さざるを得なくなる→レフィーナさんにアルカの入った穴から逃げてもらう→一番、と言ってたから、追いかけざるをえない→そこを待ち伏せる』こんなのを立案しておったのだけど……声が通らないとなると、難しくなりそうだにゃー(練り直し)。


GM:ふっふっふ。


レイティル:うーむ。一度アルカが見つけた本って持ってでれないん?


GM:んー、本か。苦労すれば何とか小さめのやつ一冊くらいは。


アルカ:入って来た穴は、本をくわえて潜れるぐらいの穴でしょうか?


アイン:その本にそのリスク分の価値があるかどーか


レイティル:まぁ、興味持っただけで、ねぇ。でも一度は外に出て合図とかを決めんとねぇ。


GM:で、アルカ、どうする?


アルカ:む、難しいにゃー……外に出ると、状況変わりそうで怖いんだにゃー。


GM:でも、なんというかこのままだと停滞すると思う。というGMの優しい一言。ちなみに、私は30分とか時間かけてるとおもむろに時を動かすGMだったりするよ?


アルカ:では、駄目元でちょっと一声大きな声で中の猫達に「みんにゃー!ここから出たいかにゃー?」


GM: 「お?おお、出られるならー!」「出たいにゃー!」「にゃあああん!」


アルカ:「じゃあ、あたしの言う事を聞いて欲しいんだにゃー!」


GM:「なんだー?」「なにかナイスアイディアでもあるんかー?」


アルカ:という訳で、さっきの作戦を説明します。ただし、今すぐに、というわけではなく、外にいる仲間とタイミングを見計らって、と付け加えましょう。


GM:むむ……さっきの作戦というと……『有志の何匹かが同時にご飯をねだる→用意のためにはどうしても手を放さざるを得なくなる→レフィーナさんにアルカの入った穴から逃げてもらう→一番、と言ってたから、追いかけざるをえない→そこを待ち伏せる』これかい?


 ん、了解。「わーい、出られる!」「がんばるにゃ、あいつにご飯ねだるのむかつくけどー!」


アルカ:で、『ご飯ねだり部隊』がご飯をねだったあとはしばらく黙り、合図と同時にみんな一斉に大きな声で『今ニャー』と叫ぶにゃ


GM:「わかったにゃー」


アルカ:「で、一番大事な合図のタイミングだけど、今あいつに抱かれてるかわいそうな三毛猫が逃げた時にやって欲しいんだにゃ」


GM:「あいにゃー」「了解だニャ」「あの子だけじゃなくて、みんな逃してよ?」「外の人間とやらに期待しようぜー」というわけで、各々準備万端です。


で、アルカは外に出るんだね?


アルカ:「大丈夫にゃ!外の人間は頼れるトモダチにゃ!」というわけで、黒ローブが見ていない隙を見計らって一旦外に出るにゃ


GM:うい。では、のそのそとアルカ猫が出てきました


レイティル:「あ、戻ってきましたにゃ」


アイン「おかえりーにゃ」


アルカ:「……というわけにゃ」


GM:説明早ッ!(笑)


レイティル:「なるほどにゃ」


アルカ:理解早ッ!!(笑)


レイティル:いきなり、『というわけ』になるなら、すぐに返すかと(笑)。


GM:じゃあ、作戦開始でよいかな?


アイン:OK!


GM:では、しばらくして……『いーーーーまーーーーーニャーーーーーーーーーー!!!』猫の大合唱が!!(笑)


アルカ:「いー――――まー――――――にゃーーーーーーーー!!!!」


GM:そして、その後、のそのそっとレフィーナ猫が出てくる。ほんで、「キャー!私のベイビーちゃああん!!」と悲鳴が聞こえて、慌てて入り口を男が開ける…全員入り口に待ち伏せてるんだっけ?


アイン:うん。


レイティル:うん。


アルカ:いや、アルカは中にゃ


GM:アルカは又中に入ったのか。OKいいだろう。ただ、ちゃんと言ってね。


アルカ:あ、言ってなかったにゃー。申し訳ないにゃ。


アイン:「突撃にゃー!」ドアを蹴破る。


アルカ:飛び掛って顔を引っ掻くにゃ!!


GM: お、アイン蹴破ったの?


アイン:蹴破る蹴破るw


GM:えーとね…じゃあ、11で危険感知願いたい


アイン:あいよ……ってレンジャーないから平目だな(ころころ……2D6の出目は10)。ちぃ、おしい。


GM:おしい!ならば、アインが蹴った其の瞬間、ぶふわぁぁっ!!と毒霧が発生……デッドリーダストだ!!


アイン:はぁ?!


アルカ :ハウスダストッ!?「うわーん、ノミとダニが一杯にゃー!!」


GM:そっちじゃないやい(笑)。


レイティル:あははは(苦笑)。


GM:なんで警戒もせず蹴破るんだ!?ドアに分かりやすい目印つけてたのに!(笑)


アルカ:というか、『待ち伏せる』という作戦だったのにー(笑)。


GM:アルカの話をきちんと聞いてないのが悪かったね(笑)


アイン:え、目印?(汗)


GM:うん。ドアにこれ以上なく不審な猫じゃらしがくっついてた。ちゃんと入り口でドアを確認したら言う予定だったのに(笑)。


アルカ:ま、まさか……この毒も猫毒?


GM:これは普通のデッドリー・ダストだよ。ええと……アインは毒性値は10で生命抵抗ロールしておくれ。失敗すると、打撃力10、追加ダメージ1の毒を受けるよ。


アルカ:とりあえず、扉が開いた事で逃げようとする猫たちに「危にゃい!まだ外に出ちゃ駄目にゃ!!」とだけはちゃんと伝えるにゃ。


GM:OK!


レイティル:私が罠感知しておけばよかったね(汗)。


アルカ:アインー?


アルカ:うん、ごめんなー(汗)。生命抵抗ロールは成功。


アルカ:ふぅ、よかったにゃ。


GM:アインは、咄嗟に毒霧を口を塞いでかわしました。でも、当然中の男も気付くわな。


「きゃー!誰かきたわー!!」(野太い声で)


アイン:「成敗しにきたにゃー!」


GM:当然、裏口に逃げ込もうとする気ですが……その前に中に入るよね?


 というわけで、家の中で対峙となりました


アルカ:「うるさい!逃がさないにゃッ!!」その前に飛び掛って引っ掻くにゃ。効かなくてもいい。ムカついてるだけだから。


GM:「ひぃぃっ! な、ななんて荒くれ者の猫なんでしょっ!でも、かわいいわぁぁぁ」(とろんほややん)


アルカ:「しまった!こいつ、筋金入りの変態にゃッ!!」


GM:「ってゆーか、あんたたち何者よ!あたしのスウィートホームのドアを壊して、どー見ても不審者だわっ!」


アルカ:「ふー!!(変態に言われたくないにゃッ!!)」


GM:まあ、この間に猫たちは入り口ドアから大挙して逃げ出していく。


アルカ:「人間だったみんにゃー!若草亭って冒険者の宿に避難するにゃー!!」逃げていく猫たちにそう叫ぶにゃ。


GM:「わかりましたにゃー」「ありがとにゃー!」


アイン:「不審者はお前だにゃ?!てか猫を開放するにゃ!そして解毒剤を渡すにゃー!!」とバンダナを外してネコミミを見せる


GM:「おおおお!!!す、スゥイィィーーーート。なぁぁんてかわいいおぼっちゃまかしらっ!?」アインを見て。


アイン:「い・い・加減にしろにゃぁぁあああああああ!!!!!!!」(大爆発)


レイティル:「貴方でしょ?猫を連れて去っていた不審者さんというのはにゃ」


GM:「ええ、もちろんあたしよ。猫が大好きでたまんないのよぉぉん」


レイティル:「迷惑なんですにゃ。人を猫に変えたりして」


GM: 「フン。仕方ないじゃない、ここいらの猫はみんな連れ帰っちゃったし・・・子供の猫もかわいいし。けど、もっと大人猫の魅力も知りたくて…あのベイビー、どこいったのかしら?」


アイン:こいつファラリスなんじゃねえのか(汗)


アルカ:「かも知れないにゃ」


レイティル:欲望が強すぎるよ(苦笑)


「思わず、ね?ちょっとした出来ゴコロで、大人も猫に変えちゃう大作戦に出たのよ!」


アイン&アルカ:「大迷惑にゃッ!!」





レイティル:「出来心で人を猫に変えるのは大迷惑ですにゃ!欲望が強すぎますにゃよ!」


アイン:「解毒剤はあるんだろうにゃ!?」


GM:「うふん。ヒ・ミ・ツ☆」(ウィンク)


アイン:「コロスニャ」バスタードソード抜く。


GM:アインの後ろに黒い炎がっ!?


アルカ:「アイン、行けにゃ!あたしが許すにゃッ!!」


GM:「まあ、でもね。あなたたちにこの作戦が知られちゃうと、ちょっと困っちゃうから……そうねー。猫耳の君は私の下僕ね。そこのあんたは猫にしてあ・げ・る☆」


 そう言って、おもむろにスタッフを取り出します。さあ、戦闘ですよ。ちなみに、距離は約7m、敵は裏口近くに陣取ってます。


レイティル:「……殺しますにゃよ?それじゃなくても市中引き回しますにゃ」


アルカ:「あ、レイティルさん!殺すのは絶賛大歓迎だけど、その前に、解毒剤のありかだけは聞き出すにゃ」


GM:ちなみに、こちらの知力は18だけど、そっち高いの誰かな?


アイン:高いなぁ(汗)


アルカ:20だけど、猫(一同大爆笑)。


GM:猫ォォォーーーッ!(爆笑)


 で、でも言葉が分かるから、特別に許可しよう(笑)。


アルカ:あ、でもレイティルさんも19だにゃ。


アイン:完璧だなw


GM:相手は、明らかに魔法を駆使しようとしている……あと、こっちの敏捷は10だ


アルカ:「ふッ!遅いにゃッ!!」


GM:「ふんっ、私だって魔法使いよ!やってやるわぁ!」


アイン:よし、俺のほうが早い!接近して強打+2で斬る方向で。


レイティル:うーん……アインがそういう方向で行くなら、命中しやすいように転倒させようか?


アイン:お、してくれるか?


レイティル:転倒狙いで、接近して脚狙いで行きます。


アルカ:ね、猫にはどうしようもないにゃー……という訳で、猫アルカは声援だにゃ。


GM:OK、ではいこうか。ではレイティル、どうぞ。


レイティル:あ…9……低いわ。


GM:しかし当たった(笑)。ダメージどうぞ……6。じゃあ、ちょうどカキーン(笑)。ダメージは受けなかったね。


レイティル:うん、でも抵抗ロールじゃないかな?


GM:ダメージを受けてから転倒判定なので、転ばなかった。


レイティル:やっぱレーディング低いのが痛いなぁ。了解。すまん、ミスった


GM:よし、次はアインだな


アイン:おう


アルカ:「頑張るにゃー♪」声援、声援♪


アイン:「覚悟するにゃー!」大上段から斬る!出目はいい……14!


GM:それは当たった。ダメージよろしく!


アイン:強打でダメージ+2だから、ダメージは12!


GM:おおう、けっこうきたな。でもまだ立ってるぜ。


アイン:くぅ、おしい


GM:ではお待ちかね、スリープクラウドだ。全員抵抗してね。目標値は12でよろしく。





 この抵抗判定でアインとレイティルはともに13で成功。しかし、アルカは……。





GM:アインとレイティルは成功……アルカはコテンと寝てしまいました(笑)。ちっ、寝なかったか猫耳少年め。


アイン:うるせぇよ?!(爆笑)


アルカ:「うにゃー、眠いにゃー(ころころ)」


GM:「くっ、やるわねぇ…」


アイン:「これでも(新米)冒険者だからな!」


レイティル:「一応、冒険者だからですにゃ」


アルカ:「寝たら大変な事になるニャー。うーんむにゃむにゃー」


アイン:「判ってる!だから必死だにゃ!」(爆笑)


GM: では2ターン目「くっ、次、いくわようっ!!」魔法使いはまたしても魔法っぽい。あと、ちらちら後ろを気にしているのが若干不審。


アルカ:寝てるにゃー。 「ここで倒さないとまずいことになるかも知れにゃいにゃー。むにゃーむにゅー」


レイティル:後ろ……アルカの方かな?


アイン:強打+2で頭狙いでいってやる!


GM:まあ、アルカが裏口近くにいるって言ってたからね


レイティル:もう一度脚狙いで転倒するか?低いな…7。当たった?


GM:うーん、避けたねぇ。


レイティル:やっぱか(苦笑)。


アルカ:流石にその出目はにゃー。


GM:次はアインー。ガツンとこい!


アルカ:「あたしが許すにゃ!アイン、殺るにゃッ!!むにゅー」


アイン:えーと頭狙いは命中に−4だったかな…。


レイティル:「…あたらにゃい…というか、寝言が怖いですにゃ」


アイン:「くらえにゃー!」でも、出目は6。うむ、外れたな


GM:外れました。


アルカ:はにゃー


アイン:てか当たるわけないにゃよ?!出目−1なんだから。


GM:うむ、ではこっちなんだが…逃げることに決めました☆というわけで、そっちにかかるようにして、奥にダークネス!!


 ぶわわん!君たちの周りを闇が覆った!視界が見えなくなるので、-4の修正で攻撃して下さい。


アイン:ぐうう!(汗)


レイティル:むぅ……後の祭りか……脚狙いとかじゃなくて鞭で攻撃しておけばよかった(汗)。


GM:けっけっけ。今回はきちんと戦闘してるぞ、GM!戦術バカだなんて誰にも言わせないぞ!(何か思い出したらしい)


 というわけで、次のターン。ちなみに、こちらは全力離脱なんで-4の修正かはいるんだけどな(笑)。


アイン:これじゃ逃げられる……マジでどうするよ(汗)。兎に角、俺は全力で攻撃するぞ!強打+2で!


アルカ:ひとまず、起きるのを試みるにゃ


レイティル:もう一度、脚狙いで!


GM:またきっちり当ててますよこの人…ダメージどうぞ!


アルカ:コかすにゃー


レイティル:でも、ダメージはクリティカルしないと入らないんだよな……ダメージは5。


GM:うん、ごめん〜 入ってない。


 次はアルカだ。抵抗だったね


アルカ:はいほー……ピンゾロッ!!またおいしい真似をッ(爆笑)!!


GM:10点贈呈だ!!


 では気を取り直して、アインこいっ!!


アイン:おう!


GM:当たってる


レイティル:決めてー


アイン:死ねえええええ!!!!


GM:こいやぁぁぁぁぁぁぁ!!


アイン:一回クリティカル……ダメージは17!!!!


レイティル:入った!


アルカ:「行けー!ここで殺るにゃー!ににゅー」


アイン:うっし!


GM:生命力は−1で……そのまま倒れちゃった。


 戦闘終了〜


アイン:ナイス俺!(笑)


アルカ:いや、ホントにナイス!(賞賛)


レイティル:あ、GM。鞭でぐるぐるまきにして良い?


GM:OK(笑)。


アイン:「終わったかにゃ…?」


レイティル:「ナイスですにゃ。念のために鞭で巻きますにゃ」ぐーるぐると簀巻きに。


GM:ぐるぐる。男は簀巻きにされました


アルカ:「ごろごろ」平和そうに寝てるにゃー。


レイティル:「アイン君、貴方はそのままアルカちゃんを起してくれますかにゃ?」


アイン: 「あいあいにゃー」


GM:えーと、このままだと男は死んでしまうので、誰か生命点希望。


アルカ:応急処置しようにも、猫(笑)。


GM:ああ、そうか。


レイティル:レンジャー技能持って無い


GM:回復は…?


アイン:…どうするんだ(汗)


GM:このパーティ、神官いなかったのか!?(笑)


レイティル:アインが持ってるんじゃない?


アイン:あ、俺がプリーストだった(笑)。


GM:おーい(笑)。


アイン:じゃまぁアルカ起こしてからキュア・ウーンズ


GM:どうぞ。サイコロふってねー


アイン:「俺達の勝ちだにゃ、さあ解毒剤はどこにゃ」


GM:「きゃっ、なんなのよこれぇ。こんなプレイがお好みなのぉ?」


アイン:「ンなわけあるかにゃー!!」(汗)


レイティル:「そんなわけありませんにゃ。貴方には解毒剤を渡してもらうにゃ。さもなくば、そのまま衛士に突き出しますにゃ」


GM:「ふん、仕方ないわねぇ。そこの棚の一番奥に、箱があるでしょう? ロックかけてるから、アンロックしないと開けられないわよ。


 ふう……悔しいわ〜、牢屋に入れられたら猫ちゃんと会話できなぁぁい」


アイン:とりあえず戻るか、持って帰って。


GM:こいつには頼まないんだね…まあ、何するかわかんないけどね(笑)。


アルカ:人間の尊厳として、いやですにゃ……猫だけど。


レイティル:とりあえず戻って、賢者の学院に言って手助け頼みますか?


アルカ:もしくは、若草亭の冒険者のソーサラーにでも。


GM:それが一番手っ取り早いだろう。若草亭の冒険者たちはみんな猫になってるからな。一部例外もいるけど、魔法は使えなかった。


アルカ:それはしょうがにゃい。学院に依頼するしかないにゃ。


GM:まあ、普通にコイツをもっていくなら、衛兵に突き出して、学院に頼んで箱を開けてもらうって感じかな。


レイティル:衛兵に突き出して学院に頼みますか


アイン&アルカ:OK!


アルカ: あ、それとGM


GM:うい?


アルカ:さっき見つけた、訳の判らない字で書かれてた本をレイティルさんに見せます「こんなの見つけたにゃー」


GM:これは、下位古代語の本ですな。『ビーストメイカー☆ちょっとお茶目な応用術☆』とか書いてある。まあ、ちょっと軽く毒薬作ってみました☆的な内容の本みたいです。


レイティル「…これは……『ビーストメイカー☆ちょっとお茶目な応用術☆』とこの本には書いてますにゃ。今回の件に使われた書物じゃにゃいですか?」


アイン:「そうなのかにゃ?」


GM:では、皆さんはこいつ(名前が無かったけど、ゲルトっていうんだぜ)を衛兵に突き出し、そのまま学院によります。で、学院では謝礼を200ガメルくらい払ってね。


アイン:「く…仕方ないにゃね」(貧乏)


レイティル:あ、謝礼は報酬から支払うってのでいいですか?


GM:OKだよ。


アルカ:「報酬から、ということで勘弁して欲しいにゃ」


レイティル:思い出してみれば、私、情報料でかなり支払ってる(笑)。


GM:まあ、シーフだからねぇ(笑)。


GM:謝礼さえ払うなら、問題なくアンロックはかかって無事中の物は取り出せるよ。


レイティル:語尾だけ治させて〜(笑)。


GM:じゃあ、みんな使うんだね?


アルカ:「よし、早速使うにゃ!?」と、ここで一つ気付く。


GM:ん?


アルカ:目の前にいるのは、レイティルさんとアイン。


GM:そだねぇ。


アルカ:服なんて、持ってない。





 しゃきん!


 何かに気付いたらしいアルカの猫爪が、そんな音を立てた。





アルカ:「……」ばり


 アインの目の辺りを引っ掻くにゃ。


アイン:「ぎゃー!?」(一同爆笑)


GM:ひでぇー!(爆笑)


アイン:「目が!目がー!!?」(悶絶)


アルカ:「絶対見ちゃ駄目にゃッ!見たら駄目にゃッ!!」


アイン:「何をだよ!ひでーよアルカー!!」(泣)


レイティル:あ、一旦店に戻ろう?


GM:えーと、整理しよう。


  いったん宿に戻ってから、薬を飲むという事でOK?


アルカ:うぃうぃ。


GM:では、皆さん宿に戻って、親父さんも奥さんと出会えて大喜び。みんなで薬を飲みます


レイティル:服貰わないと……あ、女性陣と男性陣に分けましょうか?(笑)


アルカ:分けましょう(笑)。


GM:じゃあ、レイティルの働きかけで服をみんな用意して。そだね、分けて(笑)。そして、ごくんと飲んで・・・無事、みんな元に戻りましたね


レイティル:アインは男性陣ね。耳と尻尾が見えておるから(笑)。


GM:「きゃー!なおったー!」「よかったー!」そこここで歓声が聞こえ始めますな。


 アルカも人間に戻り、アインは語尾と猫耳尻尾が消え、レイティルは話し方が元に戻りました。


アルカ:「治ったー!!」


アイン:「よしっ!治ったぜ!!」


レイティル:「良かったですね、治って」にっこりと笑います


アイン:「……んで、アルカ!お前覚えてるだろうな!!」


アルカ:「何を?」(さらり)


レイティル: 「(でも、アルカちゃんの猫も可愛かったですねぇ)……はいはい、落ち着いてくださいね?アイン君?」


アイン:「だ、だってこいつ俺の目ひっかいったんだぜ?!」(泣)


GM:見せたくないためにな(笑)。


レイティル:「それは、見せたく無いからですよ?素肌をね」


アイン:「言ってくれればみねーよ」(泣)


アルカ:「言わなかったら見たってことでしょ!!」


アイン:「なんだよ!その言いがかり!!」


レイティル:「……だから落ち着きなさいって(苦笑)」と2人の頭をぽんと叩こう。


GM:「ほーら、お前たち。とにかく静かにしろ。こんな祝いの場、だろう?」見ると、ガーディがいつの間にか料理をもう一度並べています。


レイティル:「(そりゃ女性ですからねぇ……)…言う暇無いでしょ?……分かりました、楽しみましょうか、アイン君にアルカちゃん」


アイン:「うぐぐぐ…まぁ今日はパーティーだ、水に流すか」


アルカ:「そ、それもそうね」


GM:「とんだ邪魔が入ったが、仕切りなおしだ。レフィーナの誕生会、再開しようっ!」『わーーーーーっ!』


 ガーディさんの声と共に、宴は乗りに乗って最高潮。レフィーナさんとガーディさんもやってきます。「あなたたちが頑張ってくれたのね?ありがとう」と、レフィーナさんにっこり。


アイン:「いえいえ」でへへー(照笑)。


レイティル:「無事だったみたいですね、良かったですよ」


アルカ:「あ、マスター……待ってて」と、思い出して七面鳥の切れ端を持って裏口へと


GM:「ん? なんだ、アルカ」


アルカ:「ちょっとお礼をしないといけない人たちがいてねッ♪」というわけで、トムとケットに約束のお礼を持って行くのです。


GM:あいあい(笑)。


トム「ムニャニャ、ニャー」 ケット「ニャー」二匹とも、嬉しそうにぱくつくだろう。


「ああ。しかし…参ったな。このどさくさで、プレゼントが…」どうも、なくしてしまったみたいで気落ちしているマスター


アイン:「プレゼント?どんなのだったんだ?」


GM:「ああ、小さなイヤリングだったんだが…長い耳に似合うような」


アイン:「イヤリング…どこにいったんだろうな?」もぐもぐ


レイティル:「マスター、抱きしめてキスですよ。いつまでも一緒だと言う意思でやっちゃってください」笑いながら言おう(笑)。


GM:(笑)。では、「ううん…いいのよ。ほら、プレゼントはここにあるじゃない?」と、レフィーナさん


アルカ:「ただいまー」と、絶妙のタイミングで戻ってくる(笑)。


GM:「え・・・ここにあるって、どこだ? 見つかったのか、レフィーナ」キョトンとしているマスター。


 そんなマスターに、にこっと笑って。そっと顔を近づけて…軽く、ちゅっ


アルカ:「きゃーっ♪やるぅ、レフィーナさーん!!」ツインテールも跳ねます(笑)。


GM:「れ、レフィーナ!?」(ぼしゅーーーー)


GM:「ふふ。あなたが、毎年隣にいてくれることが、何よりのプレゼントだわ。そうよね、みんな?」


アルカ:「そーでーす」


レイティル:「ほら、マスターもしてあげてくださいね?」


GM:「お。おおおお俺は人前でそんな事っ…(照れ照れ)」


アルカ:冒険者A「ひゅーひゅー」


アイン:「あっついねぇ」w


GM:真っ赤になってるマスターと、ちょっと照れてる奥様。


レイティル:「そうですね。一緒にいてくれる人がいてくれて幸せですね、マスターも奥様も」


GM:「……うむ。ありがとな、レフィーナ。お前がいることが、何よりも宝だ」


アルカ:吟遊詩人「ふ……また一つ、愛の歌が生まれたか」


GM:「ヒューヒュー!」「熱いねー」


 そんな冒険者たちの宿は、そろそろ日が暮れるけど宴はまだまだこれから。


 皆さんは楽しい思いを胸に、この誕生会をめいっぱい楽しんだことでしよう。


アルカ:そして……再びワインで寝てしまうアルカ(笑)。で、寝言で「にゃー」と(笑)。


レイティル:寝てしまったアルカを部屋に戻そう(笑)。


アイン:俺は最後まで楽しく騒いでるぜ!(笑)


GM:これで、若草亭にまたひとつ、マスターの逸話が生まれましたとさ。めでたし、めでたし。


 というわけで・・・・お疲れ様でしたーーー!!


一同:お疲れ様でしたー!





GM:えーと、経験点と報酬について。経験点は1000点でーす。


アイン:わーい(笑)。


レイティル:いえーい。


アルカ:いぇあー。


GM:で、報酬は一人700ガメルと、衛視に突き出したので、さらに一人100ガメル。さらに、魔晶石4点分が一個


ここから、さっきの学院の200ガメルを引いてください


アイン:盗賊ギルドの情報料とあわせて一人110ガメル払えばいいな。で、魔晶石は売るか?


アルカ:売ってもいいかと。


レイティル売っても良いと思う。


アイン:んじゃ魔晶石は売ろう、これで+800ガメル……ぬ、800は割り難いな。


レイティル:うーんと。


レイティル:結局一人当たり110ガメル支払う?


アイン:うん、一人110ガメル払えばいいだろ?


アルカ:うぃ。では一人頭110ガメル払うということで、端数は花束でも買った、ということにしましょう。ほら、おめでたい席ですし。


レイティル:花束かって誕生日にプレゼントですなー


アイン:そうするか。んじゃ20ガメル分の花束買おうぜ、魔晶石のは一人260ガメルにしてさ!


アルカ:20ガメル分の花束で宜しいでしょう……では950ガメルですねー。


アイン:よーし、これで鎧が買えるぜっ!


レイティル:鎧は買わないで置こう…捕縛系のアイテム買うか。





 * * *





GM: どうでしたか、今回のセッション?ちょっと実験的にやってみましたが、シナリオの内容も含めて、簡単に所感なんぞを頂けるとGMウレシイ。


アイン:んー、タイトルから考えて猫系の話だろうなーって思ってたんだけど、まさかプレイヤーが猫になるとは思わなかった(笑)。意外性があって面白い、コメディ色の高いシナリオでした。


レイティル:NPCが猫になってると思ってたのがまさかPCまでくらうとは(笑)。


アルカ:猫が出てくるんだろう、と思ってたら、まさか猫になってしまうとは思わなかったにゃー(後遺症)。ともあれ、大笑いさせていただきました。


GM:うはははは。けっこう楽しんでもらえたようで嬉しいです!(笑)


 ちなみに、GM的裏話ー。今回は、猫修正でダイス振る時がありました。


 入り口のドアの猫じゃらしは、失敗するとじゃれちゃって罠にひっかかります。


アイン:ひぃ(汗)。


GM:さらに、ゲルトを転倒させると、持っていたまたたびをばらまきます。抵抗ロールに失敗すると1ターンじゃれてしまう危険トラップ(笑)。レイティル、失敗してよかったと思うの。


レイティル:失敗してよかったか。武器狙いか迷ってたんだよね


GM:うん、確実なのは、魔法使いなのでそっちだったかもしんない。でも、実はレベル3なのでこいつ回避高いねん……でも、3レベルはセージであって、ソーサラーレベルは2だけど(笑)。


 なので、ライトニングで怯えてもらえるかなとちょっと期待してたんだけど、そうではなかったなぁ(笑)。


アルカ:おっと、こんな時間か。では、名残惜しいですが仕事なのでこの辺で〜。


 皆さん、お疲れ様でした〜!


一同:お疲れ様でした〜。







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