キルゼムオール・データBOX







   た な は ま や ら わ











    









愛は馴れアイ(あい・は・なれ・あい)


 『動物が勝手につがうように、男女も放って置けば勝手に馴れ合っていい関係になる』という、『こわしや我聞』の時代から語り継がれるこの世の真理。


 しかし、動物に心理を語られるラブの伝道師って一体。


青木シンペイ(あおき・しんぺい)


 渡恭子ファンクラブ会員ブルー。筋肉ダルマなカメラ担当。平たく言えば盗撮マニア。


 だが、台詞が極度に少ないため、FCの中では最も影が薄い。


赤城リュウジ(あかぎ・りゅうじ)


 県立三葉ヶ岡高校の生徒会長兼渡恭子ファンクラブ会長レッド赤城。というか、生徒会長である、ということについてはいちいち注釈入れてもらわないと判らないくらいに印象が薄くなっているほど、FC会長としての活動にシフトしている。


 成績優秀・運動神経抜群と文武両道。でも変態。


アキの胸


 依然成長中。


 ひとえにユキの育成技術によるものだろうと思われる。


阿久野アヤ(あくの・あや)


 ジローと並ぶ奥手な性質を誇る阿久野家の長女。キルゼムオールの中ではほぼ唯一と言っていい常識人だが、その真面目さを時々こじらせ、アタッシェケース大の天候操作装置を操ってはその中での修行を課すという鬼軍曹的な立場を確立している。


 キョーコを気に入り、何とか阿久野家の嫁に引っ張り込もうとする27歳のべすとめがにすと。独身。


阿久野エーコ(あくの・えーこ)


 自称ラブ伝道師な阿久野家の次女。キルゼムオールが健在の頃には怪力を誇る幹部の一人『シャドウレディ』として名を馳せていたが、現在はただのニート。好きなアイスはガリガリくん(チョコ味)で、マイ電柱は『そば処 藤原』。頻繁に全裸になる。

 23歳で、大学も出ているのだが、正直社会通念に関してはジローよりはなんぼかマシ程度……なのだが、デイトレードで儲けてキョーコに映画を奢ったりする辺り、嗅覚を頼りに投機を打つという博打打ちな株屋への適正は持っているらしい。


阿久野エミ(あくの・えみ)

 阿久野家の母であるキルゼムオールの大幹部。性質はセクハラ親父であり、初対面に近いキョーコに対して、「どうだった?ウチの息子の息子は」と、セクハラ発言をぶちカマす離れ技を演じた。


 狙った獲物は逃がさない、というのが信条である辺り、夫である大首領も既成事実を作って逃れられない状況に追い込んだ可能性が高い。


阿久野サブロー(あくの・さぶろー)


 組織再建のために世界を回っていた大首領に能力を認められ、養子として迎え入れられた阿久野家の次男。ウクライナ出身の13歳。


 忍者に憧れ、学生服の下に鎖帷子を着込んでいたり苦無を常備していたり、操れる日本語が筑後弁ベースの九州弁のみだったりと、様々な部分で日本に対する偏りが見られるが、大首領からの資金援助によって金銭的な余裕が無駄にあるため、変に日本に馴染んでオタク道という獣道を一直線に突き進みそうでならない。


阿久野ジロー(あくの・じろー)


 悪の組織キルゼムオールを営んでいた阿久野家の長男であり、高校生。またの名をキルゼムオールの天才科学者・ドクトルJ。しかし、次期首領として殆んどの生活の場を組織内で過ごしていたため、純粋培養されており、社会常識に著しく欠けており、言動はピュアであるとともに多々抜けているため、渡家の飼い犬であるポチを人生の師と仰ぎ、不朽の名作『下町カイザー』を人生のバイブルと位置付けている。


 組織が壊滅し、一家離散の憂き目を見た際、ともに親戚である渡家にお世話になったのが、ラブコメ展開を熱望するエーコだったこともあり、渡家の一人娘・キョーコとの関係は徐々に繊細かつ微妙なものに変化しつつあるが……。


阿久野フミ(あくの・ふみ)


 ジロー曰く『小さい姉上』こと、阿久野家の三女(推定)の、キルゼムオール幹部・ブラックレディ(17)。だが、クラスメイトでもある正義の戦隊の緑ことギガグリーン・緑川ヒカルとはかなりいい感じの関係を構築しており、創造主からの言明はされてはいないものの、いざ登場となるとストーリー的にもネタ的にもキャラ的にも面白さは加速していく事は間違いないだろうから、正式発表と登場が待たれる。

 天然ボケ且つ寂しがりやな性分を持っており、『友達百人出来るかな』とばかりに怪人を百人作るという暴挙に出たり、『緑川君に嫌われたから』と我聞レプリカ(仮)を含む怪人を大量生産して、ギガレンジャー達をビビらせると言う快挙を成し遂げた。とはいえ、ジローにちぎっては投げられたり、ギガグリーン一人で何とか倒せたりと、生産する怪人達の強さはさほどではない模様である。





戦部イオリ(いくさべ・いおり)


 ジローの悪の組織でのライバル的存在である影山ゲンゾウ曰く『レベル高い戦闘員』と評されるほどの実力を持つ、キルゼムオールの戦闘教官的な役割も担う腕利き戦闘員。


 実際、正義一人くらいなら相手取ることも出来たりジローより強かったりもするが、アヤに惚れてることもあり、寝返ったり下克上を起こす可能性は低い。


猪(いのしし)


 露天風呂周辺に生息し、覗き野郎を遠慮なく追い回す野生の猪。多分絶対阿久野家に飼われている。










絵礼苦鳥苦産田(えれくとりっく・さんだー)


 空中にコントローラーを固定するほどの高速で両手を動かし、PS2のコントローラーを操作するエーコの必殺技。

 だが、結局のところはレバガチャの域を出ておらず、キョーコにあっさりと敗北を喫した。







大泉じゅんいちろう(おおいずみ・――)


 会長選の候補者の一人。ジロー達と同学年で、一年の時には書記を経験したりと会長候補の中でも最有力ではあったが、来栖による選挙選の妨害工作によって辞退した。


大神姫乃(おおがみ・ひめの)


 自らの周囲の重力を制御し、操る能力を持つ真世界(ネビロス)の異能力者。


 格闘戦に長けた生粋のバトルジャンキーであり、明晰な頭脳も併せ持つが、素直というかあらゆることを淡々とこなすその性質を利用され、言われるままにコスプレをしたり、人前だろうと着替えしたりといろいろブレーキがない結構困った娘。あと結構猫が好き。


 通称大神ちゃん


オートマント(おーと・まんと)

 鉄をも斬り裂き、装着者の意志に合わせて自在に操ることが出来る、ジローの発明品の中でも最高の登場頻度を誇る……というか、プールや風呂以外ではほぼ確実に身につけているジローのトレードマークの一つ。


 しかし、業界内でも十指に入るほどに潜在能力は高いものの、装着者であるジロー自身のセンスがないため、その高いポテンシャルを活かせない上、ジローもその運動性能の無さをオートマントによってサポートしている節もあるため、ジローのオートマントへの依存が薄れなければその性能は活きないと思われる。


お好み焼き『なかつがわ』(おこのみ・やき・なかつがわ)


 アキこと中津川秋穂の実家の営む広島焼き系のお好み焼き屋。ラテン系の風貌をしたアキ親父とロシア系アルバイト・セルゲイという異様に国際色やら漢臭さの濃いお好み焼き屋だったが、従業員にメイドさんこと乙型が加わり、一服の清涼剤が生まれたことによって客層に変化が現れる事は容易に想像できる。

 ユキ曰く、ミックスがお奨め。


落ち武者(おち・むしゃ)

 キョーコの弱点の一つ。まぁ、暗闇から突然落ち武者が現れたら、逃げるか竹槍で応戦するかのどちらかしかないだろうが、そうそう都合よく竹槍やら鋤鍬が落ちているはずもないので、大抵は逃げる方を選ぶ。

 輔之進ことバカ殿様が間違えられた。


乙型ブラスター(おつがた・ぶらすたー)


 高出力のビーム砲を発射する、キョーコ乙型の右膝部分に内蔵された、『100の内蔵武器』の一つ。その威力は高く、コンクリ製の校舎をあっさりと破壊した。

 004を思い出した方はかなりの数に昇るだろう。







    






カイザービーム(かいざー・びーむ)

 下町カイザーの主人公・カイザーの必殺技。劇場版では生命と引き替えに放たれ、ジロー達の涙を誘った。



影山ゲンゾウ(かげやま・げんぞう)


 筑後地方の弱小悪の組織ゲドウ団の幹部であり、ジローにとってはライバル的な存在。水干を纏い、符呪を遣う辺りから、陰陽の技を伝統的に遣ってきたと思われる。

 キルゼムオールが壊滅した事によって風当たりが強まった、と里帰りしてきたジローを攻撃したが、真の動機は、自分のところが壊滅したのをいいことに都会に行きやがって、という嫉妬の比重が圧倒的に強い。その上、ジローが一緒に連れて帰郷したのはドMな自分にとってはド直球ストライクなスパルタ調教師・キョーコ。嫉妬の炎はさらに燃え上がると思われ、再登場が待たれる。




雷神拳(ぎが・ぼると)


 文字通り電撃を伴った拳で攻撃する。ギガレンジャーの一員、ギガブラックこと黒澤さんの技の一つ。


 変身スーツを着用していないと使用出来ないと思われる。なお、派生技として、中国拳法における“打開”に酷似した、貫通性の高い雷神拳・槍(ギガボルト・スピア)も存在する。


黄村ヨシヒト(きむら・よしひと)


 太くて丸い渡ファンクラブの一員。美女に踏まれたい、という性質を誇る、変態揃いのファンクラブの中でも群を抜く変態であり、基本的にモラルは因果地平の彼方に押しやっている。


 赤城の後を継ぎ、生徒会長になったが、意外に生徒会活動の受けは良く、もしかして赤城よりも有能なんじゃないのか?と思ってしまうが、そこは黒澤さんを使っているだけという意見もある。


キョーコ乙型(きょーこ・おつ・がた)

 ジローが作った優秀な家政婦ロボ。通称『乙型』。殆んど全ての外見はキョーコに準じているが、キョーコに存在しない部分が存在しており、そこをエーコに鷲掴まれたり揉みしだかれたりしている他、人工知能においてもキョーコに(表面的には)存在していない『ジロー最優先』コマンドが組み込まれている。


 精密機器らしく、弱点は水と熱だが、『ジロー最優先』コマンドがこじれてしまってジロー絡みのことになるとショートしたり、熱気に当てられて動作不良を起こしたりと、徐々にロールアウト直後の完璧な姿は薄れ、キルゼムオールのロボらしいポンコツ且つボンクラっぷりを発揮し始めている。いいぞもっとやれ。目指せミソッカス。
キョーコの胸囲(きょーこ・の・きょうい)


 ない。


キョーコの周囲(きょーこ・の・しゅうい)


 ジローに始まり、FCの面々、バカ殿様、ゲンゾウ、ユキ、エーコ……変な奴しか集まらないのか、と嘆いてはみるものの、本人自体がなかなかのダメ人間であるため、かけてやる言葉は次に続くこの一言ぐらいしか思い浮かばない。


 っ【類は友を呼ぶ】

清里ユカリ(きよさと・ゆかり)


 ジロー達が三年の時に就任してきた三葉ヶ岡高校の英語教師であり、キルゼムオール三葉ヶ岡支部――通称キル部の顧問。


 普段はドジっ子な一面が強いが、『いつだって全力で』が人生訓なだけあって、部活の際には意外にスパルタ顧問。


 その人生訓を授けた大学時代の先輩であり、それまで暗くて友達がいなかった自分を変えてくれたエーコを人生の師とあがめるが、残念ながら現在の人生の師は『明日から全力出す』がモットーとどうしようもなくニートなので、それはやめて置いておいた方がよかろうと思われる。


 また、エーコの影響で酒を飲むのが好きではあるが、アルコールには弱いらしく、頻繁に酒に呑まれる。しかし、酔ったら実によい脱ぎっぷりを披露してくれる、アキやエーコ、大神ちゃんを凌ぐおっぱい担当に早変わりしてくれるため、飲酒を控えるように奨めることは正直躊躇してしまうところである。


キルゼムオール(きる・ぜむ・おーる)


 ジロー達阿久野家の代々続けていた稼業の、福岡県大牟田地方を中心に活動していた悪の組織。主な悪行は無許諾の廃品回収業務や無許可での橋の建造……あと、怪人を作って何やかやとやってたらしいが、先頃壊滅。


 歴代のヒーロー達が集まるグリー○ランドを持つ熊本県荒尾市と隣り合っていることで、ただでさえ屋台骨が傾きかけていたというのに、幹部の一人が正義の緑とイチャラブるようになったのが壊滅の一端になったのではないかと思うのだが、大首領が再建費用を持ってベガスに一山当てに行くようでは、遠からず壊滅していたに違いない。


キルゼム砲(きる・ぜむ・ほう)


 キルゼムオールが保有する衛星兵器。衛星軌道上からの超精密射撃が可能であり、バカ騒ぎにブチ切れ、暗黒モードに突入した後、自己嫌悪に陥ったキョーコの眼鏡の弦のみを打ち抜くという離れ技を演じてのけた。

 ただ、使用にはセキュリティを幾つか解除する必要がある上、命令を送信するためにはオートマントを利用した照射装置を経由せねばならないなどの制約がある。やはり、漢の浪漫の一つである『衛星軌道上からの攻撃』には、リスクやら制限はつき物であるといえよう。


 なお、下手に触ったりセキュリティの解除に失敗したりすると、その圧倒的な攻撃力はその不審者に向けられるのだが、漫才してる間には攻撃しないあたり、実は何もかも判って攻撃してんじゃなかろうか、という疑いが強い。






草壁ゲン(くさかべ・げん)


 正義志望の青年。


 代々正義を家業としていたが、最近の不景気も手伝って現在では望む正義の仕事には付けていない。しかし、バイトの面接には受かるため、本人の知らないところで悪の一員であるニートを兵糧攻め出来ている。


 必殺技はファイアー正義パンチ。


草壁シズカ(くさかべ・しずか)


 ゲンの妹であり、ジロー達とは同年齢。年齢、そして、ゲンのバイトの都合によって一年の時にジローの監視のために三葉ヶ岡高校に転入してきた。武器はオーラを纏って攻撃力を増した手刀。


 妄想が得意技の上、視野狭窄型なので、放し飼いにするのは危険。しかし、危険察知は出来ないらしく、ジローをめぐる最大のライバルであるキョーコについては全くと言っていい程にノーマークである辺りはある意味凄いというより他にない。


九条輔之進(くじょう・すけのしん)


 キョーコの許婚として突如現れたバカ殿様。日本三大企業である九条グループの跡取りであり、自他ともに認める無類の女好き。オートマントによる攻撃を扇子一つで捌き、切り落とすという底知れぬ技術を持っているのだが、なぜか黒子隊や愛馬サザンクロスの方が優秀に見えてしまうのは、やはり自分が働かないイメージが染み付いているからだろう。


 三ツ葉ヶ岡の赤城会長のクラスに人馬一体で転入しており、運動も勉強もサザンクロスと一緒。もしかすると、勉強もサザンクロスに任せているかもしれない。


九条二十八郎(くじょう・にそはちろう)


 九条グループ総帥であり、渡家のおとーさんの学生時代の親友でもある輔之進の父。

 年を取っても未だに現役で世界を飛び回っているが、酔った勢いで子供を許婚にしようとする辺り、結構いい加減な気はしないでもない。


来栖曜(くるす・よう)


 異能者集団『真世界(ネビロス)』の日本支部長。


 コードネームの黒霧(ブラックミスト)の名に相応しく、殺気を黒い霧状に物質変換して攻撃したり、ボディアーマーとして攻撃・防御両面を強化したり、空間を捻じ曲げて転移するためのゲートにしたりと多彩な能力を持つが、性格がすっげぇ軽いため色々台無し。


 「自分達のような異能力者は現在の秩序では世の中に受け入れられない」という主張の下に、正義と悪を排除しようとして三葉ヶ岡高校に転入してきたが、ジロー達の活躍によって撃退された。現在は世界を放浪中……なのだが、後に三葉ヶ岡高校の皆さんが異能力者をあっさり受け入れているのを知れば、多分放浪生活に後悔する可能性は高いと思われる。


黒子隊(くろこ・たい)

 輔之進の影日向となり、手足の如くに働く三名の従者のこと。多分絶対職にあぶれた仙術使い。

 突貫、の一声で破壊した渡家の壁を一瞬で修理したり、ふとましい方をそのメイクアップ術で完全に別人に仕立て上げたりとあまりにも有能だが、あまりに有能すぎるためか、出番は殆んどないままフェイドアウトした。


黒澤アキラ(くろさわ・あきら)


 ジロー達が二年の時に転入し、完璧主義者の文化祭実行委員として辣腕を振るっていたが、その正体は正義の戦隊『ギガレンジャー』の一員、ギガブラック。


 ……の割に、キョーコと友達になってしまってからは完璧主義者としての一面はすっかり影を潜め、いろいろ抜けてしまっている――というか、三年の時には正体を知らないはずの一般生徒に対しても惜しげもなく超人的な身体能力を披露しまくっている辺り、すっかり穴だらけである。


 平坦胸がコンプレックスであり、腕力では上回っているものの、おっぱいでは圧倒的な大差をつけられている大神ちゃんにはいいようにあしらわれている。また、世間体を気にするというこの世界の正義のルールもあるため、『困っている人を放っておくのか?』の一言でキルゼムオール部に所属させられたり、黄村体制の生徒会の副会長を押し付けられたりで翻弄されている辺り、やっぱり穴だらけである。








ゲドウ団(げどう・だん)


 福岡県筑後地方を拠点とする悪の組織。同じく筑後地方を拠点としていたキルゼムオールが壊滅した煽りを食らって正義から集中砲火を受けているが、何とか持ちこたえている辺り、実は優秀な組織である可能性は高い。


 戦闘員の戦闘服は蓑笠をつけたボディスーツ。








ごまだれー
 メール着信音の一種。ゼ○ダの伝説の“宝箱を開けるSE”と思われる。


根気よい説得(こんき・よい・せっとく)


 卍固めのこと。


 二年の夏休みの時にアキがアキ親父に使用した。








    






砕・流星落(さい・りゅうせいらく)


 重力を操る仙術使い、大神ちゃんの技の一つ。全体重を乗せた上にさらに重力を増幅することで威力を増した飛び蹴り。


ザ・ゴージャス(ざ・ごーじゃす)


 福岡市圏を中心に活動している悪の巨大組織。


 ルナ絡みの事件でジローの逆鱗に触れたことでカチコミを喰らい、不甲斐なさに構成員が多数離脱したことで弱体化し、壊滅した。


 戦闘員の戦闘服は顔の上半分を隠したハーフヘルムと黒いスーツだが、時々巨大化してスーツが破れるのでスーツはほとんどあってないようなものである。


サザンクロス(さざん・くろす)


 バカ殿様こと輔之進の愛馬。臆病だけど従順。


 足元の不安と隣り合わせだというのに屋根の上を走ったり、電柱の上で待機したりとやたら優秀。多分きっと輔之進よりも優秀。でもやっぱり臆病。






シズカカッター(しずか・かったー)


 電柱程度ならば楽に切り裂くことが出来るシズカの技の一つ。


 両手で攻撃する派生技、シズカW(ダブル)カッターという技も存在する。


シズカブレード(しずか・ぶれーど)


 シズカカッターに気を纏わせ、斬る力を強めたシズカの技の一つ。


 派生技として、両手に纏わせたエネルギーを合わせることで投擲武器とする、妙に悪っぽいシズカブーメランという技もある。


東雲雪路(しののめ・ゆきじ)


 キョーコの親友の一人。基本無敵キャラ。


 かなりの規模のお金持ちの家のお嬢様なのだが、庶民のキョーコやアキと少なくとも中学時代からつるんでおり、当時からアキの胸を揉んで育てたり、キョーコをいじったりとかなりフランクな付き合いをしている模様である。


 受けに回ると途端に脆くなり、緑谷から好意を寄せられている、と知ってしまってからは言動もやたらとおかしくなったりテンパリまくったりする辺り、一方的に攻めのポジションを確保していたということは想像に難くない。


四ノ原カズ(しのはら・かず)


 福岡市圏を中心に活動している巨大組織『ザ・ゴージャス』の総統代理。基本小者。


 世界征服を目指して、まずは九州の統一を狙おうとしたはいいが、何をトチ狂ったのかドラキュリアの首領であるルナと政略結婚することで組織を吸収するという気長な計画を打ち出したために「オレの後輩を泣かせやがって」とばかりにジローの逆鱗に触れた。


 たった一人に手もなくベコボコに痛めつけられたことで統率力のなさを露呈し、それを切っ掛けに弱体化した組織は敢えなく壊滅させたことで、ジローをさらに逆恨みし、キョーコを人質に復讐に乗り出したが、黒澤さんや大神ちゃんの介入もあって失敗し、ジローの拳を喰らって打ちのめされた。


 趣味の悪いタイツとボアつきのジャケットが好みらしい。


ジロー・ワイルド・ドリルキック(じろー・わいるど・どりるきっく)


 オートマントをドリル状に展開して繰り出す飛び蹴り。


 第1話で使用されて以来、ジローの技の中では最も多用されている技だが、乙型やらニートやら、内輪揉めで使用される方が多いというのは正直どうよ?と思われる。














戦闘モード(せんとう・もーど)


 文字通り戦いに特化したオートマントの形態。


 鎧のように収斂し、攻防両面を強化することで通常の倍の力を出すことが出来る代わりに、着用者への負担も倍加するため、心身のリミッターを解除しなければ使用することは出来ない。


 ――とか思ってたら、キョーコは「なんとなく」であっさりジロー以上の戦闘モードを使いこなした。夫婦間のパワーバランスが崩れるかと思ってたらあっさり巻き返す辺り、ジローの将来はやっぱりカカア天下まっしぐらである。


















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