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ゆうやけこやけ・リプレイ17『おとしだまの冒険』
mouryou
:こんばんは!突発セッションいやっふーー!
語り手
:ええと、まずは突発セッション『おとしだまの冒険』に参加いただきまして誠にありがとうございます。
というわけで、ゆうこや初めてな魍魎さんに最初に簡単なルール説明をいたしましょう
mouryou
:おねがいします
語り手
:まずキャラクターは『へんげ』と呼ばれる人間に変身できる動物達、または、『もののけ』と呼ばれる、人里から少し離れたところに住んでいる動物や、幽霊、鬼のような人とは少し違った場所で暮らしている人ならぬ者、あと、あまりお勧めできない方々ではありますが、町とは違う場所で暮らしている『マレビト』の中から選ぶことになります。
mouryou
:はい。
語り手
:そして、キャラクター達は住んでいる町や人々との『つながり』を力として、不思議な力を発揮することが出来ます。
mouryou
:ロイスみたいな感じかな。
語り手
:ロイスよりはもう少しざっくりしていますが、ロイスよりは切れにくいものですね
mouryou
:なるほど
くま:お待たせしました!こんばんは、今年もよろしくお願いいたします!
mouryou:おねがいします!
語り手:こんばんはー!急なお誘いに乗っていただけて感謝の極みです!
静かなくま:いえいえ!新年から癒されるなんて幸せです。こちらこそありがとうございます!
語り手
:右側のチェック欄をご覧いただけたらわかるかもしれませんが、
キャラクターに対して向けられる『想い』とキャラクターが与える『ふしぎ』だなぁという雰囲気
が持つ力が場面が変わるごとにキャラクターに溜まっていく、といった感じですね。
あとは、パラメーターとして合計8ポイントを『へんげ』『けもの』『おとな』『こども』という四つに最大4、最低1の感覚で割り振ります。ただし、皆さんは基本的に学校も試験もない動物や妖怪の類なので、『おとな』だけは0でも構いません。
で、ここが最大のポイントですが……
ダイスは使いません!(ばばーん)
mouryou
:な、なんだって?!
TRPG=ダイスゲームという概念がっ!瓦解する音!
語り手
:判定は、先ほど挙げていたパラメーターの四つの能力値に対して必要な分だけ『想い』を足して、判定値よりも上になれば成功となります。
それだけ『ロールプレイング』という部分に重きを置いたシステムだということですね。
mouryou
:ほうほう
語り手
:で、『ふしぎ』というポイントは変化たちがもっている基本能力や追加能力を使うために必要なポイントです。
mouryou
:ポイント…
語り手
:あと、想いとふしぎはどちらも人間の姿に変身するために使用することができます。例えば、
静かなくまさんの持ちキャラクターであるハジメ
を例に挙げると、町とこれから作る魍魎さんのキャラクターという友達との間に持っているつながりの分……4点分をそれぞれに持つことができます。
で、このハジメくんが町の人の前に『夜』に、『生きていた頃の人間の姿』で姿を表そうとしますと……『夜』で2点、『生きていた頃と変わらない姿』で4点、合計6点分の想いと不思議を消費しなくてはなりません。
mouryou
:結構消費しますね…!
語り手
:変身する場合にはこの『想い』と『ふしぎ』はどちらから使っても構いません。能力を優先して『ふしぎ』を残すのも、判定を優先して『想い』を残すのもどちらもOKです。
まぁ、それほどシビアなことにはしない語り手ですよ?
mouryou
:ほのぼのだし!
語り手
:ましてや、オフィシャルシナリオ使うんだし(にやり)
mouryou
:意味深なほほ笑みである…
語り手
:ともあれ、どんな変化にしたいのか、から考えてみてください。あとは、どんな弱点と追加能力を持っているかで、じわじわとイメージは出来てくると思います
なお、今回はマレビトはなしでお願いします。あと、幽霊も既にハジメくんがいるので避けて頂けたらありがたいです
mouryou
:犬の変化にしたいのです。
語り手
:おっけーです。なお、犬ならば『くびわ⇒おうち』の弱点と追加能力を持てば漢字の名前をつけることができます
mouryou
:呑気で遊び好きな野良犬に
語り手
:野良ですか。了解です。
mouryou
:すみませぬw では名前はひらがなですか
語り手
:ひらがなでもカタカナでも大丈夫です。
mouryou
:ひらがなにしますね。しばゆき で!
で、できたので、貼り付けてみます!
追加能力は・まっしろ⇒みんながすき(0) にしようかと想いますがビギナーにも扱えますか?
語り手
:大丈夫だと思いますよー。その辺りはゆるくいけるのもこのシステムのいいところですから
mouryou
:お、よかった!ではそれを取得します!
静かなくま:い、犬…!可愛い…!
mouryou:(U^ω^)犬好きなんですw
語り手:すでに癒されまくっている語り手であった(犬好き)
静かなくま:自分も既に癒しパワーを…犬好きなんですよ!
語り手
:というわけで、あとはぼちぼちと説明しながらのんびり進めていきましょう。そんなのんびりこんびりプレイでも2〜3時間で終われるシナリオですし
mouryou
:うわい!!
静かなくま
:はい!
語り手
:では、ゆうやけこやけ『おとしだまの冒険』……スタートです。
mouryou
:888888
ハジメ
:ぱちぱち!
語り手
:お正月の三が日が過ぎた1月4日の朝のこと。しばゆきは遅めの初詣をしようとハジメが住んでいる神社へとやってきました。
まだまだ正月気分が抜けないこともあってか、町の中はひともまばらで、前日に降った雪のこともあり、朝早くから出歩く人もほとんどいません。
で、二人に質問ですが、この三が日は何をしていたのかちょっと教えてくださいませませ(笑)
しばゆき
:河原で凧上げしている小学生と遊んでました!
ハジメ
:ハジメくんはいつも通り神社で遊びながら初詣に来た人をこそこそ見てました(幽霊なので隠れないと!)
大宮美幸
:ちなみにあたしは家の手伝い。
GM
:きっと、しばゆきは初詣が楽しかったということとか、お雑煮が振舞われたことなんかを聞いたんでしょうね
しばゆき
:みゆきちゃんとは普通に会話できるのですか?
GM
:なお、龍浦神社では7日までお雑煮が振舞われていますよ。今決めました。
みゆきっちゃんとは普通に会話できます。ただ、他の町の人にはなるだけ会話しているところを見られないようにして頂けたら有難いです
しばゆき
:OKです!
語り手:なお、この龍浦神社には、夕月比女という豪快でお酒好きな女の神様がいらっしゃいます。
しばゆき:犬にも気軽にあってくれるのですか?
語り手:気軽には会ってくれますよ。ただ、願い事を聞くにはお供え物をしなくちゃいけません
しばゆき:気さくな良い神様だ
しばゆき
:「みゆきちゃん、すごいね!えらいね!お手伝い!このお雑煮も作ったのー!?」
GM
:「あたしも手伝ったけど、メインはやっぱりおばあちゃんよ。ほらほら、熱いから気をつけなさいよー」
ハジメ
:「(おぞうに…あったかそう…)」影からまずは見守り
しばゆき
:「そっかー、おばあちゃん!!すごいねえ!おいしいねえ!あったかい食べ物は心までぽかぽかになるねえ!」
夕月比女
:そうだろうそうだろう。ハツの雑煮は絶品だろう。ご機嫌でもぐもぐしつつ登場したのはこの神社に祀られた神様、夕月比女。
「ほら、ハジメも一緒にどうだ!」
GM:と、こんな感じでおいしいお供え物があったら食べたり飲んだりして一緒に楽しもうとする気さくな神様ですよ?
しばゆき:町に一柱ほしい癒し系女神
ハジメ:前セッションでは「姫」争いがありましたね!
語り手:はっはっは、気さくすぎるので、あんなことも発生しますよ
しばゆき
:「おいしいよー、ソコ寒いでしょ?ここきて一緒にたべよーよ!」
ハジメ
:「あ、ひめさま…ありがとうございます」影からひょいっと出てきます、ちょっとドキドキしながら「うん、いっしょにたべる…!」
語り手
:では、ちょっとそんな風にほっこりしたところで、『けもの』3で判定をお願いします……と、その前につながりを発表しなければいけなかったんだった
まずは町に対するつながりと町からのつながりがそれぞれ2ずつ、そして、PC間のつながりがそれぞれ2点あるので、想いとふしぎはまずはそれぞれ合計4点。
語り手
:しばゆきは『みんなへの愛情』というつながりが3点ありますので、想いは4点、ふしぎは7点となります。
しばゆき
:わん(了解しました)
語り手
:「わんわん(なお、このポイントは累積していきます。あと、印象判定を行って新たにつながりを持ったり、後で説明する『夢』を消費することによって、このつながりを強くすることもできますよ)」
しばゆき
:ほいな!
語り手
:というわけで、『わん』に不意打ちくらったので、『夢』を1点プレゼントだ!
語り手:ホントに不意打ちでしたわ、あの『わん』は(笑)
しばゆき:犬らしさを追求した結果の行為どす(笑
しばゆき
:やったーぞ( ´∀`)
ハジメ
:ハジメは「くさり→いえがみ」で神社とつながりを持ちます!
語り手
:『夢』というのは、いいな、と思ったプレイに対して投げることができます。
語り手からPCだけでなく、PC同士でも、また、PCからNPCに対しても夢を投げることが出来ます
。こうして貯めた夢を使うことつながりを強めることができる、というのもこのゲームの特徴です
しばゆき
:へええ…簡単かつ奥が深いなあ。
語り手
:おっと、忘れてました。では、ハジメの想いとふしぎは『いえがみ』の2点分も合わせて6点ずつですね
ハジメ
:はい、了解です!足しておきます!
語り手
:ともあれ、『けもの』3……だと、しばゆきは無条件で成功ですね。
しばゆき
:ほいほい
語り手
:では、しばゆきは町につながる長い石段の途中から小さな声が聞こえてくるのに気づきますよ
しばゆき
:「!ねえみんなー お客さんだよ!階段の下に誰かいるっ お雑煮食べに来たのかな?ちょっと見てきていい?!」
語り手
:では、山門を出たしばゆきは、参道の脇のツツジの植え込みの一角から聞こえてくる、「たすけて。だれかたすけて」という小さな声に気付きます
大宮美幸
:「どうかしたの、しばゆき?」
ハジメ
:「なにかあったの?」
しばゆき
:「あのね、困ってる子がいるよぉお!たすけてって言ってる!」と吠えます
しばゆき
:「だいじょうぶ?どうしたの?なにがあったの?ぼくなにすればいい?!」
ハジメ
:「こまってるの?ボクもおはなしきくよ」しばゆきくんの隣にてこてこと
大宮美幸
:では、その植え込みの一角では、着物姿の小さな子供がいることに気付きます
夕月比女
:「むぅ、この子供は……『御歳魂』だな。こんなところで何をしてる?」
語り手
:というわけで、ちょっと『へんげ』4で判定をお願いします。
ハジメ
:ハジメの「想い」を1使用して4にします。
語り手
:では、この着物姿の小さな子供はお正月に年長者から子供たちに大切なものをおすそ分けするためにやって来るマレビト、『御歳魂』(おとしだま)であることがわかります
ハジメ
:「もしかして…おしょうがつにもらうおとしだま…さん?みんなたのしみにしてるってきいたことある」心配しつつ
しばゆき
:「オトシダマサン?僕しらないや!ハジメくんスゴイ!なんでも知ってる!」
語り手
:だいたい15cm位の小さな体を震わせながら、「たすけて!たすけて!」と言っております。
ハジメ:あ、引き分けってダメでしたっけ。ちょっとルール見ながらなので怪しい…です
語り手:あっはっは、語り手も適用間違ってた、ということで。次からは『判定値よりも高い値』ということにしましょう。あーはっはっはっは。
しばゆき:ハジメちゃんらっきー!
ハジメ:はい!ハジメ覚えましたよ!
しばゆき
:「は!感心してる場合じゃなかった!オトシダマサン、おちついて!僕、たすけるよ!たすけるよ!」
ハジメ
:「なんかおぼえてた。ボクハッキリおぼえてないけどもらったことあるのかも…。うん、ボクもたすけるよ。どうしたの?おとしだまさん」
語り手
:というわけで、ちょっとここで印象判定と行きましょう。アピールしたい能力値で4ならば1のつながりを、8なら2のつながりを得ることが出来ます。そして、おとしだまは二人にこどもでそれぞれに4ずつ使って8で判定します。なのでおとしだまは二人に『保護』2のつながりを持つこととなり、場面が変わった場合には、想いがそれぞれ+2点されます。
おとしだま
:「本当だったら昨日受け取ってもらえるはずのわたしが、道に落ちてしまっていたのです」
しばゆき
:えーと、想いを1点使用して「けもの」でアピールします。1のつながりを持ちます・・・でいいのかな
ハジメ
:印象判定…そうですね、私も想いを1点使って「へんげ」でアピールしてみます。
語り手
:では、おとしだまはしばゆきに対して『信頼』で、ハジメに対して『憧れ』でつながりを持ちます。というわけで、場面が変わったら、それぞれふしぎを最初にもらった数+1点が累積しますよー。
しばゆき
:わーい!(゜∀゜)
ハジメ
:りょうかいなのであります!
おとしだま
:「わたしも昨日この町に来たばっかりで、落とした子供のことをよく覚えていないのです」
大宮美幸
:「……だそうだけど、姫、誰が落としたか判る?」
夕月比女
:「流石に昨日は……なぁ」言って目を逸らします。
大宮美幸
:「まったく……これだから姫ってば……」と、溜め息ひとつ。
語り手
:なお、ハジメは昨日まで夕月比女は神事と称した宴会に夢中だったことを知っていますよ。
語り手:これだから、弟にしょっちゅう呆れられているんですよねぇ。なお、夕月の弟の旭はハジメに似て真面目で優しいいい子でした
しばゆき:過去形…?
ハジメ:そんなひめさまがハジメは大好きです。…弟さんに似てるのか
夕月比女:「旭はいい領主になれるはずだったんだけどな……父上が将門様についたからなぁ」
ハジメ
:「(あ、そうかひめさま昨日…ならボクが)ボクでよかったらさがすのてつだうよ」
しばゆき
:「手伝う!僕犬だから!犬だからその子の匂い分かれば鼻使って探せるから!」
大宮美幸
:「そう……だったらお願い出来る?
あたしは、ちょっと姫に話があるから
」
夕月比女
:「えっと……美幸?その……ごめん?」
ハジメ
:「ボクもがんばる、しばゆきくんいっしょにさがそう?」コクコクうなずきながら
しばゆき
:「わー!怒ったよ!美幸ちゃんが怒ったー! うん、ハジメ君!さがそ、一緒にオトシダマサンの持ち主さがそー!」
ハジメ
:「うん!(ひめさま…だいじょうぶかなあ…)」
語り手
:では、おとしだまの次の言葉を最後に一旦場面を変えましょう。
おとしだま
:「えっと……ありがとうございます。わたしもその子供の近くに来たら、わかるから!」
語り手
:という訳で、場面を変えますので、想いとふしぎをそれぞれ追加してください。
大宮美幸
:「そうね……落し物だったら、交番で聞いてみるのがいいんじゃないかな?」
語り手
:言いつつ、祓い串を持って笑顔で夕月ににじり寄る美幸はいいとしますが、町は流石にぱらぱらと人も出てきています
語り手:おかしい……みゆきちここまで強くなる予定はなかったんだけど
ハジメ
: つながりの数だけ想いとふしぎアップでしたっけ…一度やったはずなのに…orz
語り手
:つながりの強さです、なので、ハジメは想いは8、ふしぎ7が追加されます
ハジメ
:ありがとうございます!
語り手
:しばゆきは想い6、ふしぎ8ですね
しばゆき
:ありがとうございます!!
語り手
:という訳で、流石にハジメは人間の姿にならないと町を歩くのはまずいと思います。あと、しばゆきも大声での会話はしないほうがいいでしょう。
しばゆき
:わかりました!「ハジメ君!僕にリードつけてよー!お散歩だよー!」と、大声を出してしまったので、慌てて黙る。
ハジメ
:ですね、ただでさえびっくりさせやすいので…。では完全な人間の姿にならないと「おさんぼだね、わかった」
おとしだま
:「あうあう、そんな大きな声で喋ったら〜〜」という訳で、しばゆきさんに夢を1点差し上げます
ハジメ
:朝でしたよね…4と完全な人間で4を想いとふしぎ双方から引きますね!
しばゆき
:ありがとうございます!
ハジメ
:「ボクここからあまりでないからふあんだけど、しばゆきくんとならだいじょうぶだね」
しばゆき
:「……(U^ω^)」うんうん
語り手
:なお、
『夢』は心から湧き上がる思いをプレゼントする
、という形になるので、自分自身が夢を持っていなくとも、渡すことはできますよー
しばゆき
:素敵なギフト!
ハジメ
:あ、そうだ…ハジメくんはくさりがあるので追加で想いを支払います!(物語に参加している人数分)
語り手
:では、冬の海風も厳しい龍浦町の町の中を一路交番へと向かった二人と、ハジメの懐の中でぷるぷる震えているおとしだまは、程なくして巡回から帰ってきたおまわりさんを見つけますよ。
ハジメ
:「(えっと…こういうときは…)こんにちは、おまわりさん」ペコリとまず挨拶をします
おまわりさん
:「ん?なんだい?」犬を連れた見知らぬ子供に、きっとこの町に帰省してきたのだろうと思ったのでしょう、おまわりさんは笑顔で応じてくれます
しばゆき
:「…!(いーぬのー、おまわりさーん!)」しゃべれないのでおすわりしてますお。
ハジメ
:「あ、あのう…ここにおとしものがとどいていませんか?おとしだま、なんですけど…」緊張しながら聞いてみます
おまわりさん
:「落し物は届いてないなぁ……でも、お年玉を探してるってお母さんはいたなぁ……おっと、よしよし」応じながら、しばゆきの頭を撫でております
しばゆき
:「わんわん!(このおじさんいいおじさん!」
おまわりさん
:「じゃあ、落としたのは、キミなのかい?」
語り手:思わぬところでヒューズ准将のアイコンが使えて満足している語り手であった
ハジメ:元ネタがあるんですか?>アイコン
しばゆき:ハガレンですねー。子煩悩の人。
語り手:世話焼きだったり子煩悩だったりで、意外とこの状況にぴったりの配役でした(笑)
ハジメ:ハガレンだったんですか!しかも子煩悩って良いパパさんなんでしょうね…
しばゆき:良い人でしたよ…ウウッ
語り手:いい人でした……いい人だったからこそ……(´;ω;`)ブワッ
ハジメ:うう…良いひとは…どしてもう…
おとしだま:でも、その巻に登場した死者が天に召されていくカバー裏の背表紙では思い切り子煩悩ぷりを全開にしておりました
しばゆき:ハガレンのおまけ漫画とカバー裏は毎回おもろい
ハジメ:カバー裏は漫画によって色々変わって楽しいですよね。つい漫画を手に取るとカバー裏を確認してしまいます
語り手
:では、ちょっとおとな4で判定してみてください。5以上を出したらちょっとしたことに気づきますよ
ハジメ
:想いが足りない…!しばゆきさんに託すしかない…
しばゆき
:おとな2とおもい3使用します !
語り手
:では、おまわりさんの言葉から、「おとしだまをなくした子供」はこの町の子供ではないということが判ります。ハジメのことも、おとしだまをなくした子供のお母さんのことも、このおまわりさんは知りませんでしたからね。
しばゆき
:では、リードを引いてハジメくんをおまわりさんの見えないところまで連れて行って情報を伝えます!
ハジメ
:では情報を受け取って…「え…このまちの子じゃないの?しばゆきくんすごい、よく分かったね」しばゆきさんの頭をなーでなーで
しばゆき
:「わんわん!」うれしいU>ω<)「急いで探さないと、帰っちゃうかもだね!!」うれしかっったので夢1P贈りたい。
ハジメ
:「そうだね…はやくさがさないと。でもどこにいるんだろ…んー」夢!あ、ありがとうございます!
おとしだま
:「あうあう、どうしよう……もし帰っちゃったら」ハジメの懐で、不安げな声がしますよー。
という訳で、一旦場面を変えましょう
しばゆき
:はーい
ハジメ
:はい!
――しかし、語り手しばらく沈黙。何をやっていたのかというと……
GM:失礼、お茶こぼしたので拭いてました
しばゆき:あづづづ
GM
:しばゆきの言葉に思わず不安になったのでしょう、おとしだまは涙声でそんなことを言い始めました。
語り手
:おとしだまをなだめてあげないと、人通りが少ないとはいえ、おかしく思われてしまうかもしれません
しばゆき
:あ!なでなでか!
語り手
:という訳で、おとなかこども、どちらかで4・・・つまり5以上を……
しばゆき
:ちがうな、なつくだ!
――
ルールブックに記載されているシナリオでは判定を要求している場面ではありました。ですが、語り手はこのしばゆきの一言でふと『あれ?これは能力の使いどころじゃないかな?』と思い立ちます。
語り手
:っと、この場合は犬の能力で言えば『だいじょうぶ』でしょうね。
判定よりもそちらのほうが良さそうです
しばゆき
:『だいじょうぶ』ですか。ではそれを使います!
ふしぎ6ポイント使用しますた。
おとしだま
:「あうう〜」ぺろぺろと顔をなめられて、落ち着きを取り戻したようです。うまい使い方でしたので、夢を1点プレゼントです
しばゆき
:大幅にGM様に助けてもらいましたがw「元気だしなよー、ハジメ君と僕がついてるよー。」
おとしだま
:「くすんくすん……はい、すみませ〜ん」
――シナリオに記された判定の項目はあくまでも想定に過ぎません。面白そうで、尚且つ状況に適していれば、プレイヤーの意見を優先するのは当然と言えるでしょう。
おとしだま
:「でも、もうお昼……あうあう」
ハジメ
:「だいじょうぶ、ボクとしばゆきくんをしんじて。…
しんじる、ってだいじなことなんだっておしえてもらったよ
」
語り手
:気づけば、すっかり日も高くなってきており、周囲の家からはカレーだったりお餅だったりと、お節の終わりを告げる香りが漂ってきています。
その香りも、おとしだまにお正月の終わりを、そして、子供の帰りも近いということを感じさせているのでしょう。
おとしだま
:「信じる……ですか」
ハジメ
:「でね、
しんじてがんばればむずかしいことだってできる
。そして、"えがお"になれるんだって」
おとしだま:ぴこぴこりーん(フラグが立った音)
しばゆき:立った!フラグが立った!!(アルプスの山の麓で
ハジメ:フラグさんが立った!?
しばゆき
:「なろうね、三人で”えがお”になろうね!」
おとしだま
:「は、はい!」
さて、そんなことを言いながら潮風に押されるように漁師町を歩いていると……ちょっとけもの3で判定をお願いします
しばゆき
:おとしだまたん笑顔になったー!
ハジメ
:笑顔かわいい!嬉しい…!
しばゆき
:しばゆき自動成功でござる
おとしだま
:あ、4以上になって成功ですね。同点は駄目だそうです
ハジメ
:しばゆきさんなら想いを1使って成功、ってことですね
しばゆき
:そっか!では、想い+1点使用だー!
語り手
:では、しばゆきの場合はにおいでわかりますが、おとしだまについていた匂いによく似た匂いがある家から漂ってきます。
しばゆき
:わん?!
おとしだま
:「こ、この家です!この家にあの子がいます!」
語り手
:という訳で、最後の場面になります
おとしだま
:という訳で、笑顔にしてくれたハジメさんとしばゆきさんにそれぞれ1点ずつの夢をおすそ分けです
ハジメ
:ありがとうございます!ありがたく夢を受け取らせて頂きます!
語り手
:あと、最後の場面は夕方ですので、時間によるコストは0になります。
しばゆき
:わいわい!
ハジメ
:はーいっ!
語り手:あ、最後の場面ですが、一応想いとふしぎを足しておいてくださいねー
ハジメ:了解です!
しばゆき:はい!
語り手
:で、おとしだまが家を指差してからややあって、からから、と家の引き戸が開いてジャンパーを着た男の子が飛び出してきます。
いきなり飛び出したことで鉢合わせになりかけたのでしょう、ちょっとびっくりしそうな感じです。こども4の判定に成功しないと、びっくりさせてしまいます。
なお、おとしだまは姿を見せません。慌てて二人の後ろに隠れているようです。
しばゆき
:こども2に、おもい3点使用して、5に!「……ワン(小さく」こわくないよー
ハジメ
:完全な人間にならないとびっくりさせてしまうので、まず4点を払っておきます…!そして場面変化でくさり効果で想いを消費しておきます!
落とし主の子供
:「えっと……キミは?」唐突に家の前に立っていた、同じ年格好の子供ときょとん、とした表情で見上げているわんこにちょっとびっくりしながら言いますよ
どうやら雰囲気や言葉遣いからして、都会から来た子供のようですね。
語り手:いくらちっちゃいからといっても、子供のコマとして豆錬金術師を使用するのはさすがに酷だと思ったので、自重した
しばゆき:主人公!!
ハジメ
:「ボク、ハジメっていいます。だいじなものをとどけにきたんです」
しばゆき
:「こくこく」
落とし主の子供
:「大事な……もの?」ちょっと怪訝な顔をして言います。さて、ここでちょっと印象判定です!こちらはおとな4でアピールします。
「大事なもの……えっと、もしかして?」
ハジメ
:へんげで印象判定します。想いを1つ乗せて。
しばゆき
:けもの3におもい+1を使用しますよう
語り手
:では、ハジメは気付きます。おとしだまがそれまで収まっていたハジメの懐には、『ユウキくんへ』と書かれたポチ袋が入っていることに!
では、こちらは『好意』でそれぞれにつながりを結びます。
ハジメ
:「(…!これをわたすんだね)おとしだま…だいじなもの、おとしてたからとどけにきたんだ」ポチ袋をユウキくんにしっかり手渡します
ユウキ
:「あ、ありがとう!探しに行こうと思っていたんだ!」言って、ハジメの手をしっかりと握ります。
しばゆき
:二人の周りをうれしそうに周る!
ユウキ
:その手の冷たさに、ちょっと驚き「こんなになるまで、僕のことを探してくれたんだね……ありがとう」ともう一度改めてお礼を言います
ハジメ
:「よかった、ちゃんととどけられて。このこもいっしょにさがしてくれたんだ」しばゆきさんを再びなでなで
ユウキ
:「そうか……ありがとうね」言って、しばゆきの頭を撫でます
しばゆき
:「∪・ω・∪」
なんもしゃべれませんが、よかったねって顔してます。犬なりに。
ハジメ
:「ちゃんととどけられてほんとうによかった…(こういう時に"えがお"でいるんだよね?)」笑顔で優しく微笑む
しばゆき
:(オトシダマサンも笑ってるのかなー?きっとそうだろうなー!)
ユウキ
:「じゃあさ……ちょっとだけ、ちょっとだけだけど、遊ぼうか」言って、一旦玄関に戻ると、ポチ袋を置いてきたのでしょう。満面の笑顔で二人に言いますよ
しばゆき
:尻尾振って飛び跳ねる!
ハジメ
:「うん、ボクとしばゆきくんとあそぼう!」
しばゆき
:(公園こっち!公園こっちだよーー!!)とリードくいくい
ハジメ
:「いっしょにいこう?」リードくいくいされながら
語り手
:そして、30分くらいでしょうか。二人とユウキは小雪が舞い散る中、元気に遊び、そして、すっかり夜も近づいた頃
ユウキ
:「じゃあね……また、今度ね」そう言って、ユウキは家に戻ります。きっと、明日にはもう都会の家へと帰っているのでしょう。ちょっと名残惜しげです
ハジメ
:「また、一緒にあそぼう?ボクとしばゆきくんとユウキくんでやくそく。ボクら、ここでまってる。またあそべるのまってるから」手をギュッと握って満開の笑顔を
しばゆき
:「・・・・・・わん。」二人の握手に鼻をこすりつける。
語り手
:「うん、またね」その言葉、そして笑顔とともにユウキと別れた二人は、ちょっと離れた塀の上に座っているおとしだまに気付きます。
しばゆき
:「あれ?ユウキ君と一緒じゃなかったの、おとしだまさん!」
おとしだま
:とても晴れやかな笑顔で
「ありがとう」
とだけ言うと、おとしだまは消えていきます
語り手
:ちゃんと渡されたことを見届けるまでがおとしだまの仕事――そして、おとしだまともまた、来年のお正月に会えることでしょう
ハジメ
:「…おれい、いいにきてくれたんだ、おとしだまさん。また…らいねん、あえるよね…」
しばゆき
:「あ、消えちゃった!でも、おとしだまさん笑ってたねぇ!だったらきっと平気だよー!絶対来年も会えるよ!」
語り手
:もう日も暮れて夜になりました。変化たちももう家に帰る時間です。
そして、また来年のお正月、彼らに会えることを信じて、二人はあの暖かい人たちが待っている神社へと急ぐのでした。
語り手
:という訳で、雪のちらつく龍浦町の1/4のお話はこれで終わりです。お疲れ様でしたー
しばゆき
:お疲れ様でしたー!
ハジメ
:お疲れ様でした!
語り手
:4時間を少し回りましたね。うーん、あのお茶こぼし事件がなければ(笑)
しばゆき
:いやいや、絶妙な時間のマスタリングですた!
ハジメ
:いえいえ、こちらも言葉を考えるので時間を取らせてしまって申し訳ないです本当に…orz
語り手
:あと、オヒサルシナリオを転がしミスってあっという間に捻じ曲げる語り手もどうかと思う(笑)
しばゆき
:つまり即興性がある!
語り手
:やっぱりアレですね。
正月だからって、アルコール入れた状態でセッションしてたら
、判断鈍りますよね
――序盤にタイプミス連打したり、お茶こぼしたりしてセッション滞らせました……
ただのダメ大人だ――――――――ッ!!
しばゆき
:アルコーーーール!! 私は逆にノリノリになりますw
整合性など二の次だ!!っていう…(だめだ
ハジメ
:アルコールが入るとノリノリになりますねwまさにノリと勢い状態に!
しばゆき
:人間状態のコマつくってみたんですが、ヘンゲできなかったので一発芸!
語り手
:おお、今度はぜひ人間状態で!
ハジメ
:しばゆきさんかわいい!人間状態も見たいです!
語り手
:そして、1/4のシナリオ、といったことでピンと来た方もいらっしゃるでしょうが……この翌日である1/5のシナリオも予定しております。タイトルは『ゆきだるま』です<なので、ちょろちょろ雪降らせてたコスい語り手
しばゆき
:なんと!ああ、一発芸ここで出すべきではなかったよw
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